「目標設定」について<2>~目標の根拠~

日付
2017/06/06
カテゴリ
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 今回は「目標の根拠」について述べますが、その前提として、
 より上位概念である『組織活性化の三要素』を紹介します。

 これは、この三要素が整備・運用されていれば、
 『どんな組織でも活性化する』という優れものです。

 ぜひ、御社における整備・運用状況をチェックしてみて下さい。

■─────────┐
│組織活性化の三要素│
└─────────■

【1】共通目的・目標 …+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+

 □ 共通目的・目標の浸透
 □ 全社目標利益の浸透
 □ 部門目標への落とし込み
 □ 個人目標への落とし込み
 □ PDCAマネジメントの機能

【2】意思疎通・コミュニケーション …+…+…+…+…+…+…+…+…+…+

 □ 共通目標達成のための会議
 □ 部門間の協力度・交流
 □ 上下関係
 □ 本音を言える関係性

【3】意欲動機付け …+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+…+

 □ 自分の将来の目標
 □ 仕事のやりがい
 □ 仲間・上司から認められる風土
 □ 給与・人事評価制度

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「目標設定」は【1】に含まれます。人間は目的を求める生き物ですから、
「何のためにやるのか」がハッキリしないと頑張りがききません。

 “そもそも当社の存在意義は何か?”
 “共通の価値観は何か?”

 すなわち、経営理念等が「共通目的」となり、
 会社が存続する限り永久に追い続けるものとなります。
 まずは、それを全社員に浸透させる必要があります。

 そして、その目的へ向かう第一歩(階段の一段目)が、
 今期の全社予算(売上・原価・粗利・人件費・経費・営業利益等)となり、
 その中で特に重視すべきものが「全社目標利益」となります。
※ちなみに、この階段を三段目~五段目まで示すのが中期経営計画となります。

 そして、その「全社目標利益」を達成するために
 各部門で取り組むものが部門目標」となり、
 部門ごとの連帯責任となります。

 さらに、この「部門目標」を部門の社員一人ひとりに
 分割したものが「個人目標」となります。

 つまり、
「共通目的」→「全社目標利益」→「部門目標」→「個人目標」が
 一本線で結ばれ、各自が個人目標を達成すれば部門目標が達成され、
 全社目標も達成され共通目的に一歩近づく、という関係性が必要なのです。

 これが「目標の根拠」です。

 ここまでお読みいただければ、
 【2】「意思疎通・コミュニケーション」の意味合いも、

 頑張って目標を達成した暁には……という
 【3】「意欲動機付け」の位置づけもご理解いただけると思います。

 次回は、ご質問の多い「目標の進捗管理の仕方」や、
 「間接部門の目標の立て方」について述べさせていただきます。

◆━━━━━ 今すぐ役立つ!【目標設定】バックナンバー ━━━━━◆
 1)2017年3月7日号「適切な目標の形式
   [キーワード]⇒「相互支援・相互牽制作用」「評価」「5W2H」
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