「目標設定」について <3> ~間接部門の目標設定~

日付
2017/09/05
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 今回のテーマは、ご質問の多い「間接部門の目標の立て方」です。
 このテーマは、弊社発行の【NBC Plus vol.17 間接部門の評価制度】
 わかりやすくまとておりますので、そちらを要約する形で解説します。

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 間接部門の社員は、概して直接部門に
 「食わせてもらっている」という感覚を抱きがちです。
 しかし、間接部門の「成果」を積極的に計ろうと工夫すれば、
 その認識が間違いであることに気づきます。

 総務や経理部門で言うところの「成果」は、次の三つに分けられます。

  [1]固定費を削減し、損益分岐点売上を下げること
  [2]間接部門に潜む将来のリスクを軽減すること
  [3]直接部門の活動時間を最大化するために、業務を合理化すること

[1]固定費を削減し、損益分岐点売上を下げる
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 固定費を削減することは損益分岐点売上を下げることになり、
 安定的に収益を上げる基盤づくりに繋がります。
 例えば、特定の固定費について
「前年比20%削減」「予算対比80%以下」など、
 目標設定を行い、これに向けた活動を間接部門が主導します。
 具体的には、業者との交渉、社内向けの“見える化”、
 改善提案制度の導入・運営や、残業時間の短縮もこの目標に含まれます。

[2]間接部門に潜む将来のリスクを軽減する
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 間接部門の業務は属人化されている場合が多く、
 欠員が発生すると大パニックを起こし、
 直接部門の生産性にまで影響が及ぶこともあります。
 このような将来に潜むリスクに対して、
 日頃からマニュアル化したり(標準化)、
 一人に業務を集中させず持ち回りでできるように
 教育訓練すること(多能工化)が重要な目標となります。

[3]直接部門の活動時間を最大化するために、業務を合理化すること
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 例えば、営業マンの時間を、下記のように分けます。

 1:付加価値を生む時間
  (商談、イベント、新規開拓など)
 2:付加価値は低いが必要な時間
  (提案書や見積書の作成、商品の納品、集金、発注、会議、移動など)
 3:不要な時間
  (資料を探す、ミスのやり直しなど)

 1:を最大化するために、2:に含まれる提案書や見積書の作成を代行したり、
 その業務自体のスリム化を行うなど、
 他部門に恩恵をもたらすことが明確な目標は、
 社内からの納得性も高くなります。

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 もちろん、いずれも「適切な目標の形式」となるように、
 「5W2H」特にHow much/many(どの位やるのか)=100点ラインを
 明示することがコツとなります。

 次回以降は、「目標の進捗管理の仕方」や、
 これを通して行う「コーチング」について述べさせていただきます。

◆━━━━━ 今すぐ役立つ!【目標設定】バックナンバー ━━━━━◆
 1)2017年3月7日号「適切な目標の形式」
   [キーワード]⇒「相互支援・相互牽制作用」「評価」「5W2H」
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 2)2017年6月6日号「目標の根拠」
   [キーワード]⇒「組織活性化の三要素」
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