一流の中堅社員・リーダーの育て方

日付
2018/09/04
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 皆様の会社の中堅社員・リーダーは、
 自身の役割と求められている姿勢をしっかり理解されていますか?

 最近、中堅社員・リーダー向けの研修のご要望が多く、
 私もクライアント企業の研修に講師登壇する機会が増えてまいりました。

 中堅社員・リーダーの動きが悪い、危機感が足りない……など、
 さまざまな悩みがあると思いますが、
 まずは“何を求めているか・期待しているか”を伝えることから
 始めてみてはいかがでしょうか。

 その“中堅社員・リーダーとして会社から求められている責任”を
 簡単に説明すると、以下のようにまとめることができます。

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   中堅社員・リーダーの立場と責任とは?
 ■────────────────────■

【1】方針・目標の正しい理解と部下への浸透
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 会社全体の方針・目標を正しく理解して、正しく部下に伝えることです。

【2】担当職務目標の達成
 └───────────
 担当する職務目標を100%達成することが大前提だとの
 認識を持つことが重要です。
 自身の役割を完遂していない人間が
 人を巻き込むことはできません。

【3】専門知識・技能の習得
 └────────────
 担当している職務の専門知識・専門技術を習得し、
 常にスキルアップを行う姿勢を見せることです。

【4】問題解決の実践
 └─────────
 自身の業務はもとより、関連するあらゆることにわたって、
 常に問題意識・創意工夫を行う思考を持つことが大切です。
 問題解決ができる人は
 問題発見能力・解決策立案能力・解決策遂行能力の
 3つの能力を有しています。

【5】後輩の指導
 └───────
 仕事の内容を教える指導力だけでなく、
 特に求められることが“基本動作をしつける指導力”です。
 基本動作が指導できない中堅社員・リーダーに技能の指導はできません。

 ◇基本動作とは◇
 挨拶・時間管理・標準を守る・報連相・5Sの徹底などを指し、
 安全・品質・納期・コストなど職場目標を達成する基盤となるものです。
 これらの基盤(体質)が確立されない状況では、
 職場目標の達成は非常に難しいでしょう。

【6】周囲への積極的な働きかけ
 └──────────────
 例えば製造業の会社でいえば、仕事は前後工程と密接につながっています。
 生産活動をスムーズに展開するために他部署との連携が求められます。
 この連携のためには現場の中堅社員・リーダーが
 積極的に情報の共有化を進めていく必要があります。
 コミュニケーション・報連相は周囲へ 
 気遣いができるか、できないかのバロメーターです。

【7】チームワークを大切にする
 └──────────────
 組織全体が目標を目指して常に前進し続けていくためには
 一人ひとりの能力を十分に発揮していくことが大切です。
 そのためにもチームワークの精神を持つことが重要です。
 重要なポイントは一人で進めるのではなく、
 “周囲を巻き込む意識を持つ”ことです。

【8】職場風土・自己啓発
 └───────────
 組織が全体の目標を効率的に達成していくためには、
 その組織全体が常に“イキイキ”としていなければなりません。
 常に建設的かつ前向きな雰囲気であることが肝心です。
 この雰囲気は一人ひとりが自発的に行動することによって
 創り上げられるものですが、特に中堅社員・リーダーの影響力は
 大きいということを自覚することです。

 上記をまとめると、中堅社員・リーダーに期待される行動としては以下となります。

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 ★中堅社員・リーダーに求められる基本的な行動とは?★
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 ■上司の意見に対して積極的な理解を示す(目的を共有する)
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 ■自分の担当職務目標は達成する(作業を遂行するのは当然の責任)
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 ■適時適切に後輩の指導をする(部下・後輩への気配り)
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 ■同僚とは密接な連携を図る(円滑なコミュニケーション)
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 ■常にチームワークを発揮する中心者としての役割をまっとうする
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 ■組織全体に絶えず改善の目を向ける(改善意識)
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 ■常にプラス(建設的)な行動を行う
  (できない理由を言う前にほかの方法を考える)
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 ■その組織の実践的な役割を果たし、関係者を牽引する
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 いかがでしょうか。

 役職はもらったけれど、何をすればよいのかわからない……
 という中堅社員・リーダーがもしいたら、
 まずは会社が求めている姿勢を発信することから始めてみてください。

 縁のあった社員を一流に育て上げるか、
 三流で終わらせてしまうかは環境(会社)次第です。

 皆様にはぜひ、
 どこでも通用する人財を育てられる
 企業であっていただきたいと願っております。