勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし

日付
2018/12/04
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 掲題は、江戸時代後期の平戸藩主、
 松浦静山(まつらせいざん)の言葉です。

 元プロ野球選手・監督であり、
 現在野球解説者の野村克也さんが使った言葉として、
 ご存じの方も多いのではないでしょうか?

 現在、弊社では
 『人を育て利益を生む「労働分配率経営」セミナー』を
 全国で開催しております。

 今日は、私がそのセミナーでお伝えしている内容の一部を
 紹介させていただきます。

 ■ 地上10階建ての建物を設計図なしに作るとどうなるか?
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 2階建てぐらいの住宅なら、
 ベテランの大工さんであれば、頭の中にある設計図だけで 
 ある程度まで建てることができるかもしれません。

 しかし、10階建ての建物を設計図なしに建てるとなると、
 それができるのは限られた天才だけではないでしょうか?

 私はこの31年間、
 数々の経営支援の現場でたくさんのことを教えていただきました。
 
 それは
 「プロは緻密さを欠いて成功を得ようとはしない。
  それができるのは天才だけであり、
  緻密な仕事こそがプロの仕事である。」
 ということです。

 日米で数々の記録を打ち立てたイチロー選手。
 彼のプロとしての努力を見ると、
 超一流の選手でもあんなに努力をしているのですから、
 一流の経営者や、最高の技術を提供する技術者など、
 その道のプロを志す人はこの姿勢を学ぶべきです。

 ■ 人生・仕事を豊かにする『人生方程式』
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 かの有名な実業家、稲盛和夫氏は『人生方程式』として
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   人生・仕事の結果 = 考え方×熱意×能力 
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 と仰っています。

 私は、この方程式に幾度となく救われました。
 もちろん「熱意」「能力」も大事ですが、
 一番大事なのは初めにある「考え方」です。

 また、これま設計図でに出会った若手経営者や、
 先代を早くに亡くされた後継者の方から教わったことは
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   人生・仕事の結果 = 覚悟×場数  
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 ということです。

 「場数」が多い程、経験を積めることには違いありませんが、
 さらに大事なのは「覚悟」であり、
 最後は「覚悟」の差が成果の差に表れます。

 置かれている状況は変わらなくても、
 覚悟次第でその位置を変えることができるのではないでしょうか。

 ■ 勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし
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 計数が苦手、数字が読めない……。
 これでは経営者になれません。

 生産性管理・業績管理ができない……。
 これでは管理者になれません。

 部下の心を掴み、時にはその人を想って厳しく指導する……。
 これができなくて良い上司と言えるでしょうか?

 「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし。」

 負ける時は、負けにつながる必然的な要因があるものです。
 つまり、負けるような練習しかしていないから、負けるのです。

 自分への戒めも含め、皆様にも贈ります。

 その道のプロとして、またプロを志す人として、
 ただ勝つことだけを目指すのではなく、
 負けないための練習・訓練を自ら実践し、
 その大切さを後進に繋いでいってほしいと切に思います。