製造業における原価計算~必要データの収集~

日付
2018/12/18
カテゴリ

 昨夏よりテーマ「製造業における原価計算」についてお伝えしております。
 今回は【 STEP4:原価計算に必要なデータを収集する 】について
 お話しします。

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┃ はじめに :原価計算はなぜ必要なのか?
┃ STEP1:自社の原価構成を把握する
┃ STEP2:自社の生産タイプを把握する
┃ STEP3:自社の原価計算の進め方を検討する
┃ STEP4:原価計算に必要なデータを収集する
┃ STEP5:用語を整理する
┃ STEP6:原価計算制度の構築スケジュールを検討する
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 製品加工業を例に説明します。
 原価計算を進めるためには、以下のようなデータが必要になります。

  ┌【原価計算に必要なデータ】┐
┌┴─────────────┴─────────────────
│■ 製品別の材料費・外注費等の直接費の集計資料
│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
│  例)製造業の場合:原価表
│    食品加工業の場合:レシピ

├────────────────────────────────
│■ マシンチャージ(※)の集計資料
│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
│  例)固定資産台帳や
│    機械ごとのランニングコスト・修繕費の集計表

├────────────────────────────────
│■ マンチャージ(※)の集計資料
│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
│  例)賃金台帳・工程ごとの作業日報

├────────────────────────────────
│■ コストセンター(コストが発生する地点・工程)の検討資料
│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
│  例)製品別の工程図

├────────────────────────────────
│■ 製品別・顧客別販売単価の集計資料
│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
│  例)売上台帳・製品別単価表

└────────────────────────────────

 ※マシンチャージ(機械の稼働コスト/時間)
  マンチャージ(作業者の稼働コスト/時間)についての詳細は
  【 STEP2:自社の生産タイプを把握する(2018.2.27)】を
  ご参照ください。

 次に、これらのデータや資料について、以下の観点から検証を行います。

□ 存在の有無
└──────────────────□
 ⇒会社に上述のデータや資料が無い場合、まず下記を見積もる必要があります。
  1)集計・作成にかかる手間・コスト
  2)原価計算の必要性(改善の可能性・金額の多寡)【重要】

□ 管理している部署・場所
└──────────────────□
 ⇒どこにあるか?誰が持っているか?

□ 精度
└──────────────────□
 ⇒最新かつ正確な情報か?
  必要な情報がすべて揃っているか?

□ フォーマット
└──────────────────□
 ⇒データや資料がどのような形式で存在するか確認する必要があります。
  例)手書き、汎用ソフトからPDF出力・CSV出力、エクセルデータなど

 これらの検証結果を一覧表にまとめると、
 どこから着手すべきかがわかってきます。
 原価計算制度の構築スケジュールを検討する際などに活用しましょう。
 (スケジュールの検討方法もSTEP6で解説いたしますので、ご参考になさってください。)

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