マネジメント手法を機能させるには

日付
2019/12/24
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 御社も何らかのマネジメント手法を取り入れているかと思いますが
 「実際あまり機能していない……。」といった悩みを
 お持ちではないでしょうか?

 今回は、中小企業でマネジメント手法を導入・機能させる手順を
 考察してみたいと思います。

 マネジメント手法を取り入れる際、
 導入さえすれば効果が出ると安易に考え、
 導入責任者や担当者に任せきりにするケースがあります。

 この場合、本来踏むべき重要なプロセスが抜けてしまい、
 せっかくの手法が形骸化し、成果が得られません。

 中小企業でマネジメント手法を導入・機能させるためには、
 下記手順を踏むことが重要です。

【1】リーダーシップの発揮と信頼関係の構築
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 どのような手法や仕組みを導入するにしても、
 そもそも経営陣(経営者・幹部)と社員との間に
 信頼関係が構築できていなければ、
 何をしても「ただやらされている状態」になるばかりで結果はでません。

 社員の信頼を得るためには、経営陣のリーダーシップが必要です。

 導入責任者や担当者に任せていくにしても、
 企業として重要な取り組みであることを経営陣が示し、
 誰よりも真剣に取り組んでいなければ、
 社員との信頼関係は築けず、どのようなマネジメント手法も機能しません。

 未来を見据えた戦略思考と足元の改善(基本の徹底・底上げ)を
 両立しながら、結果に対する責任を取り続けなければいけません。

【2】組織内のベクトルを合わせる
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 社員との信頼関係が構築できていたとしても、
 向かうべき方向が揃っていなければ、
 社員一人ひとりの力が分散され、思ったような成果は得られません。

 経営陣は、リーダーシップを発揮し、
 社員から目的・目標への共感・共鳴を得ながら、
 ベクトルの統一をはかります。

 社員の理解・納得が得られるまで、
 根気よく繰り返し経営課題・目的・目標を伝え続けましょう。

【3】マネジメント手法の導入・運用
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 上記【1】【2】の手順を踏み、
 マネジメント手法を導入・運用します。

 計画を立て活動基準を設定し、
 実行した結果を評価して改善を繰り返していくことで
 期待した成果につなげていきます。

 あわせて、管理の仕組みを見える化・標準化して再現性を持たせ、
 組織の再構築・権限移譲を進めましょう。

 期待した成果を獲得し、
 企業としての成長を確認できたら社員への還元も大切です。

 自社に合った人事評価制度を設計し、
 必要に応じて修正・運用していくことで、
 常に新しい経営課題に社員自らがチャレンジしていく
 自立した企業文化の醸成が進みます。

 そのためにも、
 経営陣にはアウトプットされた成果を客観的に評価し、
 プロセスの修正方針を示唆できるだけの
 計数力と専門力が求められます。

 つまり、マネジメント手法が機能するかどうかは、
 経営陣の力量次第です。

 経営陣が、常に新しい経営課題を設定・挑戦し
 経営力を高めて成長しているかどうかが今、問われています。