次に活かしてこそ経験 ~コロナショックの“この先”~

日付
2020/05/12
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日本で新型コロナウイルス感染症の患者が増え始めた2月の段階では
予想だにしていなかった事態になってしまいました。

業種や規模・地域によって違いはあるにせよ、
新型コロナウイルス感染症が多くの人々に
多大な影響を与えていることは間違いありません。

これまでの経済不況とは違い、その影響範囲は、
会社勤めの社会人のみならず、
医療関係従事者・入院患者・学生・主婦等・・・と、
社会全体に拡がっています。

下記は、2020年5月10日12:00時点での
新型コロナウイルス感染症で亡くなった方の人数と、
人口に対するその割合です。

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世界全体278,044人(人口:7,631,068千人/0.0036%)
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スペイン26,478人(人口:46,693千人/0.0562%)
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英国31,587人(人口:67,142千人/0.0470%)
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米国78,746人(人口:327,096千人/0.0241%)
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ロシア1,823人(人口:145,734千人/0.0013%)
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日本613人(人口:127,202千人/0.0005%)
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中国4,633人(人口:1,427,648千人/0.0003%)
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インド1,981人(人口:1,352,642千人/0.0001%)
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出所:厚生労働省『新型コロナウイルス感染症の現在の状況と
厚生労働省の対応について(令和2年5月10日版)
』を
もとに弊社にて作成

一日あたりの新規感染者数(世界全体)のピークは、
4月26日の99,036人でした。
しかし、5月6日の段階で77,713人とまだまだ多く、
落ち着き始めたとは言えません。

さらに、感染者数が減少している国もある一方で、
これから増加しそうな国もあります。
特に、医療が行き届いていない後進国を考えると、恐ろしい限りです。


 

いま現在、当面の事業資金・雇用の維持など
喫緊の課題に追われている経営者からの相談内容は、
極めて深刻です。

資金という問題は、生死に直結することを再認識させられます。

融資・現金給付・社会保険料や税金納付の繰延・助成金・・・
活用できるものは活用して急場を凌ぐことが、何をさておき第一優先です。

しかし、その次または同時に進めなければならないことがあります。
それは「事業のやり方を変化させる」ということです。
この状況下、そうせざるを得ないのです。

コロナショックの前に
「働き方改革が進んでいない・・・。」と悩んでいた経営者の方が
「一気に流れが変わった。」とおっしゃっていました。

人間は窮地の時にこそ真価を発揮します。

ここまできたからには、生きるための試練と受け止め、
覚悟を決めなければ、この状況を打開することはできません。

そして、その次には「今回の経験を次に活かす」ことが重要です。

台北在住で経営コンサルティング会社を経営する30年来の友人から
「台湾はSARSで苦しんだ。その時の経験があった分強かった。」と
教えられました。

これからは、今回の特例措置で借りたお金をどのように返済していくのか、
きちんとした計画作成も必要になります。

ひと段落したら「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とならぬよう、
気を抜かずに着実に取り組み、次に備えましょう。