成功する目標設定のポイント

日付
2020/11/17
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以前よりシリーズとしてお伝えしておりました『目標設定』について、
今回は“成功する目標設定のポイント”を2つご紹介します。

■成功する目標設定1:「難易度」の設定

目標設定は、基本的に本人とその上司で行いますが、
どうしても「社員間」で目標の難易度に差が出てしまい、
これを同列に評価して査定を行うと、不公平が生じてしまうものです。

そこで、あらかじめ設定しておくのが、その目標の「難易度」です。

定量・定性目標の区分に応じて、一定の定義のもと、
その目標の難易度を<0.8~1.2>と設定しておきます。

つまり、簡単な目標で100点を取っても、
0.8掛けで80点と評価され、
難しい目標で80点を取っても、
1.2掛けで96点と評価されるイメージです。

これにより「社員間」の
不公平感を払拭することができます。
ポイントは、難易度0.8~1.2の定義を、
あらかじめ明確にしておくことです。

■成功する目標設定2:部門間格差の解消

先記の「成功する目標設定1」は、
本人と上司が納得の上でその難易度を設定しており、
社員間でも「評価上の不公平を感じない」ものになっています。

しかし、さらに成熟した組織では
「会社の成長を考えると、その難易度で良いのか?」という声が、
部門を越えて挙がるようになります。

たとえ評価される本人と、その上司が納得していても、
100点が80点と換算されるような簡単な難易度の設定は、
他部門であっても看過できないという声です。

このような声が挙がった時にうまくいった方法の一つは、
各部門の上司が集まっての『全社員分の目標チェック』です。

手間はかかりますが、
目標設定は年に1~2回しかありませんし、
社員が自らの手で会社を成長させる機会となります。

また、何より上司が鍛えられる方法でもあります。


毎年社長が立てた「予算」を達成させるために、
何も言わなくても各部門長が話し合って「部門目標」を設定し、
それを部門に持ち帰り部下とじっくり話し合いながら「個人目標」を設定する。

そして、何も言わなくても毎月上司が進捗を確認し、
結果全員が目標を達成して予算が達成され、
そのルーチンの中で社員がどんどん育っていく。

……そんな会社になったら良いと思いませんか?

◆━━━━━ 今すぐ役立つ!【目標設定】バックナンバー ━━━━━◆
 1)2017年3月7日号「適切な目標の形式
  [キーワード]⇒「相互支援・相互牽制作用」「評価」「5W2H」
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 2)2017年6月6日号「目標の根拠
  [キーワード]⇒「組織活性化の三要素」
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 3)2017年9月5日号「間接部門の目標設定
  [キーワード]⇒「間接部門の三つの成果」
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 4)2017年12月5日号「目標の進捗管理の仕方
  [キーワード]⇒「どうすればやらざるを得なくなるか」
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 5)2018年4月10日号「目標管理を通して行うコーチング
  [キーワード]⇒「聞く、質問する、認める」
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 6)2018年7月31日号「評価結果のフィードバック方法
  [キーワード]⇒「評価結果が返ってこないことが最大の不満」
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 7)2018年12月11日号「目標設定のステップアップ方法
  [キーワード]⇒「計画的なステップアップ」「焦点は社員の成長」
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 8)2019年5月28日号「目標設定に関する失敗事例[part1]」──────────────────────────────────
 9)2019年11月12日号「目標設定に関する失敗事例[part2]
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