コロナ禍において中小企業が世の中に提供すべき価値とは

日付
2021/02/17
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新型コロナワクチンの接種が世界的に進んできているとはいえ、
市場の閉塞感は継続しており、
いまだ多くの中小企業の業績が低迷しています。

しかしその一方で、(需要が急激に上昇した一部の業種を除いても)
コロナ以前の業績をある程度維持している、
コロナ以前よりも業績を伸ばしている企業があります。

二極化の時代にあっても世の中から必要とされ、
業績を一定水準以上確保している中小企業には、
業種業態を問わず共通して
市場・顧客・取引先・地域社会・業界・社内に提供している
“付加価値”があります。

2008年のリーマンショックから
コロナ以前の2015年ぐらいまでは、
下記の【1】【2】が主なものでした。

しかし、5年程前から【3】が求められてきており、
働き方改革にコロナ禍が加わった直近では
【4】の要求も満たしていく必要があるようです。

──<最新版> 中小企業が世の中に提供すべき『付加価値』──

【1】非代替性

「そこでしか味わえない・体験できない・作れないもの」や
「その人にしかできないこと」など、
 オンリーワンといわれるもの。
(ナンバーワンもあるが中小企業には提供が難しい。)

【2】高利便性

「最初から最後までやってくれる、痒い所に手が届く、
 困りごとを解決してくれる」など、
 ワンストップサービスといわれるもの。


【1】と【2】は利益性を高めることになります。

しかし、企業側が利益性を高めるだけでは
世の中から認められ難くなってきているのが昨今の事情です。


【3】社会性

「業界や地域社会といった大きな枠の前に、
 社内への還元・労働環境の整備」といった従業員満足の向上や、
 次いで顧客・取引先・地域社会・業界への還元・貢献。

 実際に、この数年間で
 人事評価制度・給与制度見直しのニーズは非常に高まっています。

【4】生産性

「今までと違った考え方・やり方で、効率良く柔軟に、
 より精度が高い商品・サービスを提供する、つくり上げる」こと。
 IT化・自動化・AIの導入など。


中小企業では、上記【1】~【4】について、
自社独自に仕組み・プロセスまで設定し取り組み、
「成長サイクル」を循環させているかどうかが肝要です。

  1. 「非代替性」と「高利便性」で利益性を高めて資金を獲得する
  2. 「社会性」と「生産性」の向上に獲得した資金を投下し、
    恒常的な事業ドメインの変更や各システムの修正、
    優秀な人材の確保・育成を行う
  3. 利益性の維持・向上によりさらなる資金を獲得する
  4. 獲得した資金をさらなる成長領域へ投下する
    ※規模の拡大を示唆していません

あらためて、御社が世の中にどのような価値が提供できているか、
成長サイクルを循環させることができているか、
確認してみてはいかがでしょうか。