10年ほど前のお話です

日付
2021/08/27
カテゴリ

脱・顧客の言いなり
「価格競争」に負けない
変わりゆく時代に、変わらない価値を提供する
価格競争に負けない「値下げ」以外の方法

10年以上前になりますが、
私共が支援していた会社のお話です。

その会社は、鉄くずやステンレスなどの
スクラップを仕入れ販売していました。

社長は子供のころからリヤカーを引き、
苦労を重ねながらも会社を興しました。
売上・利益が伸び、会社はぐんぐん成長。
同業者やライバルもいる中、一人勝ちともいえる状況でした。

社長は頭が良く、
人を動かすことや人間関係を築くのが上手な方でした。

自分の力だけを頼りに孤軍奮闘するのではなく、
協力してくれる人をつくり、
人を動かす力が秀でていたこと
が成功の要因と感じます。

ただ、今振り返るとそれだけではない気がします。

ある時、社長がこのようなことを仰っていたのを、
ふと思い出したのです。

 「自分は1円でも高く商品を買ってくれる人と取り引きする。
  これだけは、どんなことがあっても曲げない。
  どれだけ仲良くしていた人や会社であっても。」

社長は、安易な値引きには応じず、
人間関係に流されることなく経営
していたのです。

顧客から値引きなどを求められ、
言われたとおり値引き・対応してしまう……。
心当たりはないでしょうか?

このように顧客の言いなりになってしまうことを
「カスタマー・マイオピア(顧客近視眼)」といいます。

目の前の顧客が言っていることだけを鵜呑みにしていると、
本当に顧客が必要としていることから
焦点がずれた対応をしてしまうことが多くなります。

このような状態が続くと、
いずれ顧客は離れていってしまうでしょう。

今の時代、いろいろなことが起こり環境や常識が変わりつつあります。

同じものを販売していても伸びている会社、
外部環境の厳しさをものともせず成長している会社は、
何かしら他社とは違った取り組みをしています。

価格競争から脱却し、
付加価値(生産性)・顧客満足を高めていく
ことが、
生き残る・勝ち残るためにとても重要です。